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寿がきや『名古屋の名店 徳川町 如水監修 如水流たいわんラーメン』

如水たいわんラーメン 辛い食品の話題
辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
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ん? 勝浦タンタンメンじゃないの?

名古屋のラーメンメーカー”寿がきや”から、新しいカップ麺が出てたので買ってみました。
名古屋の如水(じょすい)というお店が監修した台湾ラーメンです。
僕はお店の名前さえも知りませんでしたが、”名古屋の名店”と書かれています。
しかし、台湾ラーメンの元祖で有名店といえば、名古屋の”味仙”ですからね。

名古屋はグルメな街なので、確かにいろんな名店があると思います。
僕は、名古屋に行くと何を食べるかいつも迷います。とはいえ、僕は名古屋名物の手羽先とか味噌カツとかひつまぶしとかきしめんとか味噌煮込みうどんとか小倉トーストとか、そういう一般的なものよりも、ラーメンや四川料理系ばかり探してますけどね。
名古屋って、四川料理の名店も多いですし、台湾ラーメンや台湾まぜそばの発祥の地でもありますからね。

で、話はそれましたが、この『如水流たいわんラーメン』ですが、パッケージ写真を見る限りは、どうみても従来の台湾ラーメンではありません。
見た目は千葉県の『勝浦タンタンメン』にしか見えないのです。

如水たいわんラーメン

しかも、パッケージには『シャキシャキ玉ねぎが旨い!ほんのり辛い台湾ラーメン』と書かれています。
千葉の勝浦タンタンメンのように、みじん切りにした玉ねぎが沢山入っているようです。
元祖の台湾ラーメンにも玉ねぎは隠し味のような感じで使われていたとは思いますが、目立つような具としては入っていないですし、これはかなりアレンジしまくった台湾ラーメンなのかもしれません。 だから『如水流たいわんラーメン』なのでしょう。

この、一見「勝浦タンタンメン」な「台湾ラーメン」、いや『たいわんラーメン』は、どんな味がするんでしょう? 楽しみです。
辛さに関しては『ほんのり辛い』と書かれているので、ほぼ辛くないとは予想してますが。
おいしければいいのです。

どこで買った? いくらだった?

ローソン印旛平賀学園入口店(千葉県)にて購入。
税込みで257円でした。

ローソン限定というわけではないようです。

原材料やカロリーは?

原材料
【原材料名】めん(小麦粉(国内製造)、小麦全粒粉、食塩、植物油脂、小麦たん白、大豆食物繊維、たん白加水分解物)、スープ(牛脂、チキンエキス、ポークエキス、しょうゆ、香味油、食塩、昆布エキス、さば節エキス、ゼラチン、粉末かつお節、煮干粉末)、かやく(玉ねぎ、肉そぼろ、ねぎ、フライドガーリック)/ 加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、着色料(カラメル、パプリカ色素)、かんすい、炭酸カルシウム、乳化剤、セルロース、香辛料抽出物、酸化防止剤(V.E、V.C)、香料、(一部に卵・小麦・牛肉・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

麺は小麦全粒粉入りだそうです。
それはいいとして、スープの原材料がなにやら怪しい・・・。

元祖の台湾ラーメンが鶏がらスープなのに対して、この”たいわんラーメン”は、牛脂とチキンエキスとポークエキスを使っているのです。 
しかも、昆布エキス、さば節エキス、粉末かつお節、煮干粉末と、魚介も入りまくり。
牛、豚、鶏、そして海藻と魚(節)類、そんなに混ぜて大丈夫なのかー? 

しかし、 まさかの魚介系だとは・・・。(僕は魚介系ラーメンはあまり好きじゃないのです。)

というか、『寿がきや』の商品なのに『加ト吉』で作ってるんですね。
寿がきやはてっきり自社工場で作っているのかと思ってた・・・。
ラーメンが有名なメーカーなのに、自分のところでは作れないのでしょうかね。

カロリーは低めです。 
醤油系のラーメンだし、ノンフライ麺だからというのもあるでしょう。
しかし、ノンフライ麺とは言えども、麺にはしっかり油(植物油脂)が使われています。せっかくノンフライなのに油を使うのは、なにか意味があるんでしょうかね?
今は無きスナック菓子の『カール』もノンフライ製法を謳ってましたが、あれも “揚げていない”というだけで、油を吹き付けてたらしいですからね。
やっぱり油も美味しさの要素の一つなのでしょう。
麻婆豆腐も油は重要ですからね。

作ってみます。

液体スープ、かやく、あとのせかやくのセットです。
麺はかなりの細麺です。

かやくは肉そぼろと乾燥玉ねぎっぽいです。 肉そぼろは原材料を見ても『肉そぼろ』としか書かれておらず、なんの肉かは不明です。

やくの量は意外と多めです。
こういう乾燥タマネギの具って珍しいかも。
以前、エースコックから出ていた『勝浦タンタンメン』のカップラーメンの玉ねぎはフリーズドライでしたが、この玉ねぎは普通に乾燥させたものなのでしょうか? 見た目はあまり玉ねぎっぽくありません。

調理時間(湯戻し時間)が4分とやや長めになっているのは、全粒粉入り麺だからなのか? 
それとも玉ねぎの戻り時間を考慮しているからなのか?

食べてみます。

4分経ったら、液体スープを入れ、後入れのかやくを入れたら出来上がりです。

後入れのかやくはネギとフライドガーリックですかね。

見た目はふつうの醤油ラーメン。というかラー油の少ない勝浦タンタンメンのような・・・。
勝浦タンタンメンのようにスープの表面がラー油で真っ赤とかではありません。油は控えめです。 油の色がほんのりラー油のような色合いをしています。

食べてみると・・・・。

なんだかはっきりしない味。
牛脂、チキン、ポークの3種類を使っているせいもあるのだろうか?
醤油ベースではあるのですが、なんだか色々ハッキリしません。 
フライドガーリックが入っているのに、にんにく感もかなり弱いし。
まあ、こういうのがアッサリ系のラーメンというものなんでしょうけどね。 僕は、普段からコッテリや濃い味や、脂っこいやつとか激辛とか、そういうものばかり食べているせいもあるのかもしれません。

それよりも、予想通りというか、思ったよりも魚介の風味(節系の味)が強いです。
しかし、節系のラーメンがあまり好きではない僕ですが、それほど嫌な感じはなく、普通に食べられます。

王道の台湾ラーメンとは全く違うし、かといって勝浦タンタンメンともちょっと違う。
まあ、どちらかといえば勝浦タンタンメン寄りではあるけど、それにしては魚介(魚粉系)がかなり主張しているし。 (勝浦タンタンメンにも魚介出汁は使われるが、隠し味レベルで、それほど主張しない)

玉ねぎに関しては、生玉ねぎのようなシャクシャク感や辛味はないのですが、玉ねぎというよりはキャベツのような食感があり、量もそこそこ多いので存在感はあります。肉そぼろが少ない分、玉ねぎで具沢山感を出している感じがあります。

スープを入れたりトッピングをしたり撮影をしたりで、結局5分以上麺を湯戻しすることになりましたが、それでもちょっと硬めで歯応えのある麺でした。
とはいっても湯戻ししきれてないわけではなく、意外に本物の麺っぽい感じです。博多ラーメンの麺にも似てる?
麺が細いために、全粒粉も細挽きになるからなのか、よくある全粒粉麺の荒々しさはありませんが、程よい歯応えがあり、麺の食感は悪くありません。

え? ”あれ” が使われていないとは!!

このラーメンの地味に凄いところは、どんなカップラーメンにも必ずと言っていいほど(しかも大量に)使われている糖類(砂糖や甘味料なども)が一切使われていないというところです。
これはちょっと驚きです。日本人は、どんな食べ物にも必ずと言っていいほど糖類を入れたがりますからね。 せっかくいい線いってるのに、砂糖の甘さが全てをダメにしてしまっている食品も結構多いですから。

糖類を使用していないのに、ほんのりと感じられる甘みは、牛脂や玉ねぎや麺などから出る自然な甘みなのでしょうね。
パッケージにも謳われているように、確かに、ちゃんと”調和”を考えているのでしょう!

食べた時の嫌な甘ったるさがないので、僕があまり好きではない魚介ラーメンとはいえ、嫌な感じを受けなかったのはそのせいかもしれません。
これで中途半端に甘ったるかったら僕は嫌だったかもしれません。

せっかくだから化学調味料もカットすればよかったのに。

辛い?

辛さに関しては、商品説明に『ほんのり辛い』と書かれていただけあって、本当にほんのり辛いです。  
まあ、子供でも、辛いものが苦手な人でも安心して食べられる辛さです。
というか、辛いうちには入らないのではないかというレベルです。

ラー油の辛さとかそういうレベルではなく、胡椒とかの辛さかもしれません。


このたいわんラーメン(台湾ラーメン)は、あくまでも『如水流』ということなので、名古屋名物の『台湾ラーメン』ではなく、『台湾ラーメン』をお店流にアレンジしたものだということはよくわかりました。
一般的な『台湾ラーメン』とはほぼ別物のような感じです。
かなりオリジナリティがありますが、だからこそ『たいわんラーメン』というネーミングにちょっと不自然さというか似合わなさを感じます。

かといって、 なにか突出したものがあるわけでもなく、色々中途半端になってしまっているような印象を受けました。無難と言えば無難ですけど。

しかし、これはあくまでも僕の嗜好の問題であり、けしておいしくないとかいうわけではありません。

パッケージには『上品な風味と旨み、食感、辛さ全てが調和したこだわりの一杯』と書かれていますので、言われてみれば確かにその通りかもしれません!

ジャンキーで何かが飛び抜けているラーメンが好きな僕のような人間には色々物足りないかもしれませんが、和風で上品な感じの食べ物が好きな人にとっては確かに調和のとれたラーメンかもしれませんね。

しかし、オリジナリティはあるのに、どうしてこれを、なにをもって『たいわんラーメン』としたのでしょうか。
多分、ネーミングを『たいわんラーメン』にしたのがダメなのかも。
同じ名古屋発祥の『台湾ラーメン』を意識しているんでしょうけど、全然別物ですし、あの台湾ラーメンを期待して食べた人は「なんじゃこりゃ?」ってなるでしょうね。
台湾ラーメンという先入観がなければ、全然問題ないかもしれません。

どうせなら、オリジナルラーメンとして、新しい名前を付けちゃえばいいのに!
例えば『台湾タンタンメン』とか!(←全然オリジナリティがないw)

コメント

  1. よねざわいずみ より:

    生産ラインの融通ということで、同種食品の製造は、表に出てないOEMレベルだと昔から多数あるようです。弟が某醤油メーカーの管理職なのですが、かつて某清涼飲料水メーカーの爽健なお茶の製造はウチの工場でやってたんだよと教えてくれました。

    • 藤崎涼 より:

      製造メーカーが商品に明記されていないOEMもたくさんあるんでしょうね。イオンの商品もけんさくすれば製造元がわかるようになってますが、基本的に商品には製造元書かないですものね。
      あのお茶が醤油メーカーで作られていたことがあるとは意外です! 自社の生産ラインだけじゃ足りなかったんですかね。

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