当サイトではアフィリエイト広告を掲載しています。

横浜中華街 中国料理 接筵 特製 四川タンタンメン

接筵担担麺 辛い食品の話題
辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。
スポンサーリンク

横浜中華街のタンタンメン

東名高速道路のサービスエリア(神奈川県・海老名SA下り線)のおみやげコーナーで買ったインスタント担担麺です。

生麺ですが常温保存可能品で、僕が購入した時点でも賞味期限はまだ1ヶ月弱残っていました。
常温保存ができるので、お土産としては最適です!
冷凍や冷蔵品のお土産は買うのに躊躇しますからね。

パッケージの調理例の写真もちょっとおいしそうに見えたのもあって買ってきました。

⬆パッケージの調理例写真

炸醤(挽肉)はあまりおいしそうに写ってませんが、スープはなかなかおいしそうに見えます。
鶏ガラ醤油スープに芝麻醤がかけてある(混ぜていない)タイプのスープのように見えます。見た目の胡麻感(芝麻醤)は少ないですが、”四川飯店系”な見た目のスタンダードな日本式担担麺です。

日本式担担麺とは?

この商品、”四川タンタンメン”という商品名ではありますが、本場四川の担担麺は”汁なし麺”です。
日本ではスタンダードな”汁ありの担担麺”は、四川料理を日本に伝えた陳建民さんが本場の担担麺を日本人向けにアレンジしたものが広まったものです。

僕が汁なし担々麺を知ったのは二十数年前(2000年頃)でしたが、その頃の日本では汁なし担々麺の存在はほとんど知られておらず、提供する店を探すのが大変でした。もちろんインスタントなんて売られていませんでしたから。
最近は日本でも汁なし担々麺はあちこちで食べられるようになりましたし、カップ麺などのインスタント食品でも汁なし担々麺はお馴染みになりました。

ただ日本の汁なし担々麺は、日本式の汁あり担担麺の味をそのまま汁なしにアレンジ(練胡麻風味が強い)しただけのようなものが多いです。 本場四川の汁なし担々麺にも色々なレシピがあり、黒酢(香醋)が入っていたり入ってなかったり、練り胡麻が多かったり少なかったり使ってなかったり色々ですが、実は芽菜(青菜の茎の漬物)がポイントだったりもします。

まあ、『本場=美味しい』というわけではありませんし、食べ物というものはその国の風土や食材や味の好みによってアレンジされて進化していきますからね。 おいしければなんでもいいんです。

接筵(せつえん)というお店はどこにある?

ところで、この商品は『接筵(せつえん)』というお店の監修(?)商品のようです。
『横浜中華街 中国料理 接筵』と書かれているので、横浜中華街にあるお店だというのがわかります。

僕はよく横浜中華街に行くのですが、見たことも聞いたこともない店名だなと思って調べてみたら、このお店はすでに閉店していました。
2019年の12月に閉店してしまったようです。なので時期的にはコロナ騒動で閉店したわけではなないですね。 
基本的には北京料理のお店だったようで、スープ炒飯が有名だったようです。お店自体はかなり昔からということで、店構えの写真を見たら確かに見たことがあるお店でした。でも僕は入店したことはありませんけど。

店は閉店したけど、商品は残っている

しかし、閉店から2年4ヶ月経っても、お店の名前を冠した商品を出しているんですね。
どうりでパッケージに店舗案内が書いてないわけだ。

このイラストの方がオーナーさん(シェフ)だったようです。(亡くなられているようです)
『横浜マイスター』と書かれています。
横浜マイスターってなんだろう? と思って調べたら、『市民の生活・文化に寄与する優れた技能職者』として、横浜市が認定している人なんだそうです。

横浜マイスター事業(Yokohama Meister Project)

調べによるとこの方は勢津興栄さんという方で、接筵の創業者であり、神奈川県中日調理師会の会長さんでもあったようです。
中国料理の調理師として横浜マイスターにも認定されていたようですが、2004年にご逝去され、そのあとは息子さんがお店を継いでいらっしゃったようです。

ご本人が亡くなられてもお店がなくなっても、ご本人とお店の名前を冠した商品は残っているのですね。

どこで買った? いくらだった?

東名高速道路の海老名サービスエリア下り線の売店にて購入。
価格は、税込みで1,080円でした。 
3食入りなので、一食あたり360円です。

神奈川県の高速道路のサービスエリア下り線なので、”神奈川のお土産”として置いているのだと思います。

原材料やカロリーをチェック

麺を作っているのは『正華』という、横浜中華街の色々なお店に麺や点心などを製造して卸しているメーカーです。
“横浜中華街御用達”の麺なわけですね!

スープ原材料を観てみると、醤油ベースで、芝麻醤(ねりごま)の使用量が一番多いです。
ダシはチキン系ではなくて豚系(ポークエキス)です。(日本式担担麺は鶏ガラスープであることが多い) 
にんにくやピーナッツも使われていますが、意外ににシンプルな原材料です。 

そして、糖類(砂糖)の使用量は少なさそうです。だからこそ買ったんです。
たまに砂糖や糖類がスープ原材料の一番目か二番目くらいにきている商品があるのですが、そういうのはたいてい甘ったるいスープなんです。「担担麺をそこまで甘くしてどうするんだ!」というくらいに。
でも、この商品は原材料から想像するに、甘さは控えめな感じがします。

カロリーは、スープと麺を合わせて1食あたり456kcalです。思ったよりカロリー低めです。

食塩相当量は、スープと麺を合わせて6.9グラム。これはなかなか・・・
これ1食で1日の推奨食塩摂取量に達してしまう勢いです。
かといって常識範囲内です。担担麺の食塩使用量って、普通でもこんなものだと思います。

原材料表記がステッカーで訂正されていた

原材料表記がステッカーになっていたので、ステッカーの下には何が書かれているのか気になり、剥がしてみました。何か変更があったので、訂正するためにステッカーを貼ったのだと思われます。

販売者がお店の名前になっていました。
お店が閉店になったので、販売者の名前を消したのでしょう。
あと、原材料も多少の変更がされているようです。

まあ、お店がなくなってもこうやって販売を続けているのには色々な事情があるのかもしれません。

中身

個別パックで3人前分入っています。
常温保存可能な生麺と、液体濃縮スープのセットです。
具は一切入っていません。
せめてレトルトの炸醤(味付け挽肉)くらいは入ってたらいいのに・・・・。

ちなみに・・・・

調べてみたところ、スープは接筵が監修したとか接筵専用のスープではなく、一般的に市販されている担担麺用スープのようです。

三栄フーズ / 担々麺の素(10食)

通常販売価格、一食あたり約100円。(余計なお世話か)

トッピングを作る

せっかくなので、自分でトッピング(具)を準備しようと思います。

ちなみに、スタンダードな日本式担担麺の具というのは、炸醤(挽肉炒め)、ネギ、チンゲンサイの3つです。

『炸醤(ザージャン)』というのは、肉味噌のようなもので、”挽肉を炒めて味付けしたもの”です。担担麺には必ず使われるあれです。

炸醤のレシピは色々ありますが、僕はシンプルに牛豚ひき肉をピーシェン豆板醤だけで炒めたものを使います。

青梗菜は家になかったのでほうれん草で代用します。 ほうれん草はイオンのトプバリュブランドの冷凍カットほうれん草を使います。(予め電子レンジで加熱しておきます。)

ネギは、長ねぎを切ったものを冷凍して常備しているので、それを使うことにしました。

作り方

作り方

生麺だからか、麺の茹で時間は1分半〜2分と、少し短めです。

濃縮スープはあらかじめ丼に入れて、熱湯300ccで溶いておきます。

⬆濃縮スープ

濃縮スープをお湯で溶いたらこんな感じ↓

茹でた麺を投入。

トッピングを盛り付けて完成! 

見た目はほぼ完璧です。 お店クオリティ!!!

ただ、スープの感じがパッケージの見本写真とは少し違います。
見本写真は醤油スープに芝麻醤を後入れした感じに見えますが、実際の商品はスープの中に予め練り胡麻が入っているので、見た目的には全然違っています。

個人的にもスープと芝麻醤は別々にして、芝麻醤は後がけにしてほしかった。
まあ、結局は混ぜるので同じなんですけどね。 でも、最初にスープと芝麻醤を少しだけ別々に味わうのもオツなものなんですよ。

食べてみます。

ほぼ想像通りの味でした。

甘さも控えめで、練り胡麻もしっかり効いている。
クセもなく、無駄な酸味もない、なかなかスタンダードな日本式担担麺の味です。
そのへんのお店で出てきてもおかしくないレベル。

麺も、食感や味とともにお店レベルのクオリティです。
さすが中華街のお店に麺を卸しているメーカーの麺なだけあります。

このスープと麺が相まってこそワンランク上の担担麺になるわけですね。

辛さは?

辛さはピリ辛レベルです。 
辛さに弱い人でも食べられるようなレベルです。
ほんのり花椒っぽい風味がありますが、痺れる感じはまったくありません。
ても、これは日本式担担麺なので、花椒は効いてなくてもいいんです。(いや、商品名”四川タンタンメン”だったよね?)
日本の担担麺も最近では花椒を積極的に入れるようになりましたが、だんだん花椒を入れるようになったのって、20年くらい前からですからね。

スタンダードな味わい

クセになるほどめちゃくちゃおいしいというレベルではありませんが、ちゃんとした担担麺の味がしますし、おいしかったです。
甘すぎないのが特に良いです。世の中には砂糖や糖類を大量に使用して甘すぎる担担麺も多いですから。 例えば日清食品が作る担担麺はおいしいんですが、とにかく甘すぎたりするものが多いです。

この商品はベースの味が良いし、麺も良いので、ちゃんと炸醤を作って具をしっかり乗せればそのへんの中華料理店よりも美味しい担担麺ができます。

インスタント担担麺は今まで色々食べてきましたが、甘すぎたり芝麻醤のコクがなかったりして、”これだ!”と納得できるものって意外と少ないんです。
しかし、この商品は僕の中では合格ラインでした。
安心して食べられる日本式担担麺だと思います。(商品名は”四川タンタンメン”ですがw)

ただ、デフォルトでももうちょい辛くてもいいんじゃないかなと思いますけど。

味変

味変としては、辣油各種、ガーリックパウダー、花椒などのお約束系なものがおすすめです。
クセがないので色々アレンジがききそうです。

もちろん、七海涼辛子も!  

七海涼辛子(しちみりょうがらし) - ぽてちん!食堂 研究所
一味唐辛子なのに七味唐辛子 数え切れないほどの激辛調味料を試してきた藤崎涼がたどり着いたのは、やはり唐辛子だった。唐辛子こそが辛さの原点。辛いだけじゃダメ、美味しくて口の中に涼しささえ感じ、気持ちよくなれる辛さ。それが” ... Read ...

追記(後日)

上のブログ記事を書いて、数日後にもう一度作ってみました。

炸醤を作る時に、上記に加えてみじん切りのニンニク、朝天辣椒(四川唐辛子)、ほうれん草、ニラを一緒に炒めてトッピングしてみました。

これまた合う! 

担担麺なんて日本全国どこででも食べられますし売っていますけど、この商品は神奈川土産としておすすめできるかもしれません。 生麺なのに日持ちしますし、麺のクオリティも高いですし。

コメント

タイトルとURLをコピーしました